こんにちは、オノDです。
この記事では、
つみたてNISA(積立NISA)とはなんぞや?
という疑問にお答えしていきます。
知識0でもわかるように噛み砕いて説明していきますので、ご安心を。
お金の話になるとまず耳にするのがつみたてNISA。
よく聞く単語なんだけど、どういった制度なのかわからなかったり、なんとなく怪しいなと思って手を出していなかったりする人も多いのでは?
僕は社会人1年目につみたてNISA(積立NISA)を始めましたが、最初は右も左もわからない迷える子羊でした。
今となっては、すごく簡単で非常にお得な制度と思えるのですが、勉強したての頃は専門用語なども多く理解するのに時間がかかりました…
そんな僕が、「当初こんな感じに説明されてたらもっと要領よく理解できたのにな〜」なんて点を抑えながら、離乳食レベルまで噛み砕いた「つみたてNISA」の説明をしていきます。
- つみたてNISAは投資の利益に税金がかからない
- NISA=口座、投資商品を買うための財布
- つみたてNISAは、長期投資に向いていて、商品が厳選されている
- 20年間非課税になると利益にかなりの差が出る
- 投資商品選びが初心者でも簡単
- 投資信託でリスクを分散できる
- emaxis slim オールカントリーがオススメ
- 商品が豊富で手数料が安いネット証券での口座開設がオススメ
NISA(ニーサ)ってなに?

そもそも名前に入っているNISA(ニーサ)ってなに?って思っている人もいるのでは?
ニーサ(NISA)とは「Nippon individual savings account」の略で、日本語では少額投資非課税制度といいます。
投資の利益が非課税、すなわち税金がかからないということなんですね。
税金に苦しめられて生きている僕たちにはなんと響きのいい単語なんでしょう。
ビバ非課税!
投資の利益には税金がかかる
つみたてNISAがわざわざ非課税を謳っていることからわかるように、基本的に投資の利益には税金がかかります。
その税率なんと約20%!
いや、取りすぎちゃう…
企業の成長に期待してお金を出した我々のガッツを嘲笑うかのような税率に寒気を覚えます。
しかし、つみたてNISAはこの20%の税金がかかりません。
お得すぎる制度であることがわかりますね。
つみたてNISA(積立NISA)は投資の利益に税金がかからない
NISA(ニーサ)とは口座のこと
「非課税でお得なのね。で、NISAって何者なん?」という声が聞こえてきました。
そうですよね、NISAってどういったジャンルにカテゴライズされるの?って話ですよね。
投資商品なの?システムの名前なの?
NISAは口座です。
よくニーサは投資商品だと間違われますが、違います。
NISAという口座のお金を使って、投資商品を購入するイメージです。
NISA=口座、投資商品を買うための財布
NISA(ニーサ)とつみたてNISA(積立NISA)の違い

ここから本題に入っていきます。
つみたてないNISAとつみたてるNISAでなにが違うの?
つみたてNISAはその名の通り、積み立てることに特化したNISAのことです。
つみたてないNISAは選べる投資商品が豊富でその運用の自由度が高い特徴があります。
ただ初心者には少し難易度が高いんですよね。
まだ投資について右も左もわからないのに、自由にやっていいよ〜って言われてもって感じですよね。
しかも、長期投資には向かない設計となっています。
そういったつみたてないNISAのデメリットを解消したものが、つみたてNISAです。
すなわち、「長期投資に向いている」かつ「商品が厳選されている」ことが特徴です。
以下に、NISAとつみたてNISAの違いをまとめました。
NISA | つみたてNISA | |
非課税投資額 | 120万円/年 | 40万円/年 |
非課税期間 | 最長5年 | 最長20年 |
手間 | 自分で購入 | 自動で積立 |
商品 | 豊富 | 厳選 |
つみたてNISAは、長期投資に向いていて、商品が厳選されている
つみたてNISA(積立NISA)のメリット

非課税期間20年による効果が大きい
つみたてNISAでは、20年間分の利益が非課税になります。
例えば、2021年から積立を開始した分の利益のその非課税期間は2041年までになりますし、2022年から積立を開始した分の利益の非課税期間は2042年までとなります。
また、つみたてNISAの投資期間は2042年までの最大20年間ですので、2022年までに始めれば最大投資額が年間40万円×20年間=800万円となります。

この非課税期間20年ってほんとに効果大きいの?と思うかもしれません。
こちらのグラフを見てみてください。

これは、年間40万円を20年間、利率5%で投資した積立金額と運用益のグラフです。
20年間の積立金額は800万円に対して、将来の運用金額は約1400万円となっています。
つまり、利益はその差額の600万円ということですね。
投資による利益は約20%の税金がかかると前述しましたが、今回のケースでは600万円の20%である120万円が税金となります。
つみたてNISAであれば、本来引かれててしまう税金120万円が自分のものになるということです。
ほら?効果絶大でしょ?
20年間非課税になると利益にかなり差が出る
つみたてNISA(積立NISA)の投資商品は厳選されている
つみたてNISAの制度を活用する際、どの投資商品を購入するかを考える必要があります。
とは言っても、右も左も分からない初心者の方にとっては、どんな商品を選べば良いかの基準も分かりませんよね。
つみたてNISAでは投資商品が厳選されており、さらにその中でもおすすめしたい商品が絞られるのでかなり簡単に商品を選ぶことができます。
実際に僕が購入しているオススメ商品について後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。
投資商品選びが初心者でも簡単
つみたてNISA(積立NISA)は投資信託を扱っている
つみたてNISAで購入する商品は「投資信託」と呼ばれる商品になります。
投資信託とは投資商品の詰め合わせパックみたいなものです。
国内の株式や海外の株式、債券など色々なものが少しずつ入ったお得なセットです。
どれが美味しいかわからないから、前菜5種盛りを頼んじゃお!と同じ感覚です。
こうやって商品を分散することにもメリットがあります。
一つの企業の株のみに投資をしてしまうとその会社の業績に大きく左右されてしまいます。
分散して複数に企業に投資をしておけば、あるの企業の業績が悪くなったとしても、そのリスクを分散することができます。
初心者にとって、リスクが少ないというメリットはかなり大きいんじゃないでしょうか?
投資信託でリスクを分散できる
つみたてNISA(積立NISA)でおすすめしたい投資信託の商品

おすすめしたい投資信託の一つに「emaxis slim オールカントリー」という商品があります。
こちらの投資信託ですが、名前の通り全世界の株式に分散投資しているということになります。
どの国が一番業績が良くなるのかわかんないし、それなら全世界に丸ごと投資しちゃおうって戦法です。
非常にわかりやすい脳筋スタイルですね。
全世界とはいえ、私たちがよく知っている「Apple」や「Microsoft」といった有名企業にも投資している商品になります。

また、この商品の平均的な利回りは5.97%です。
先程、利率5%での利益の一例を挙げましたが、それよりも大きい利率となっています。
夢、広がりません?
ちなみに僕は「emaxis slim オールカントリー」に年間40万円投資しています。
emaxis slim オールカントリーがオススメ
つみたてNISA(積立NISA)の始め方

ここまできたらもう始めるしかないよね?って事で、どうやってつみたてNISAを始めれば良いか簡単に説明していきます。
つみたてNISAを始めるためには口座を開設する必要があります。
口座の開設は、
- 銀行
- ネット証券(楽天証券、SBI証券)
で行えるのですが、おすすめは断然ネット証券です。
理由は2つです。
銀行は商品数が少ない
つみたてNISAが対象としている投資信託は190本ほどあります。
ただ、銀行やネット証券で取り扱っている商品には限りがあるんです。
ネット証券では190本のうち170本ほどの商品を取り扱っているのに対し、銀行例えば某メガバンクではたった3本しか取り扱っていません。
投資する商品のおすすめがおおかた決まっているとはいえ、わざわざ商品数が少ない銀行で口座を開設する必要はありませんよね。
銀行は手数料が高い
投資している間、商品である投資信託を管理してもらっていることに対して手数料を支払う必要があります。
この手数料も、銀行とネット証券で大きく違ってきます。
銀行の方が手数料が高いんですね。
どれだけ違うかというと…
例えば、全世界に投資したいという目的で投資信託を選ぶとします。
銀行とネット証券で同様な商品を購入した場合、年間でかかる手数料は
- 銀行で約0.3%
- ネット証券で約0.1%
です。
たった0.2%?と思うかもしれませんが、年利5%の利益があれば万々歳の投資の世界でできる限りコストを減らすことは重要な考え方です。
というかわざわざ高い手数料がかかる方を選ぶ理由もないですよね。
商品が豊富で手数料が安いネット証券での口座開設がオススメ
まとめ|Let’s つみたてNISA!

積立ニーサについてかなり噛み砕いて紹介していきましたが、いかがだったでしょうか?
最後につみたてNISAの大まかな特徴をリストアップしておきますね。
- つみたてNISAは投資の利益に税金がかからない
- NISA=口座、投資商品を買うための財布
- つみたてNISAは、長期投資に向いていて、商品が厳選されている
- 20年間非課税になると利益にかなりの差が出る
- 投資商品選びが初心者でも簡単
- 投資信託でリスクを分散できる
- emaxis slim オールカントリーがオススメ
- 商品が豊富で手数料が安いネット証券での口座開設がオススメ
かなりお得な制度ではありますが、投資なのであくまでも自分の予算と相談してやってみてくださいね!
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